キャラクター詳細
伝説の幻術(外術)使い。妖術師。
その腕前は凄まじく、死者を一時的に蘇らせたと思わせる程であったという。
特に上方方面で相当の知名度を有していた模様。
忍者であったとも言われるが、
誰に仕え、どのような活動をしたかは定かでない。
―――その左瞳、魔を示す真紅。
プロフィール
身長/体重:153cm・41kg(人型部分)
出典:『義残後覚』『華鳥百談』など
地域:日本
属性:中立・悪 性別:―
現在の外観は女(終期型果心居士・女郎蜘蛛)だが、加藤段蔵を製造した際の外観は男(中期型果心居士・悪四郎)だった。元の肉体の性別が何であったのか、果心居士は記憶していない。
概要
静かに佇む外術使い。妖術師。
性格としては、穏やかで控えめ。
自らの肉体のパーツをひとつずつ絡繰に置き換え続けた結果、もはや果心居士の元の肉体は殆ど残っていない。
どれかひとつくらいは残っていルはずですヨォ―――と本人は他人事のように呟く。
肉体と共にアイデンティティを欠損した果心居士は、
拠り所を外部に置く他になかった。
結果として、他者が見る「自分の姿」に沿った行動を選択するようになった。
たとえば、他者が「死した母」の面影を自分に見出したなら、果心居士は「死した母」のように自らを定義し、振る舞うのである。
英霊として召喚された果心居士が纏う面影は、
一人の少女。とある戦国武将の妻であり、武将とは若くして死に別れたという。果心居士は、死の際までこの少女の面影を纏っていた。
現在の「穏やかで控えめな性格」は、
この少女の再現でしかない。
―――果心居士の本質は、切なげに遠くを眺める真紅の視線の中にのみ残る。
自分自身を殆ど失っている果心居士には、英霊となっても尚、表情と感情がなかなか繋がりにくい、という特徴があるのだが……
カルデアに召喚されている果心居士は、
イリヤ城での出来事を経たという縁を結んでいる故に、既に表情と感情の繋がりはそれなりに保たれている。
―――だから。嬉しいと感じるままに、優しく微笑むことも、できる。
